国家資格&民間資格を同時に取得して一石二鳥!!
ファイナンシャルプランナーの資格を取得したいと考える人は、この資格についての複雑な事情を理解してから勉強を始めましょう。
現在、ファイナンシャルプランナーの資格として認定されているのは主に2つあり、ひとつは厚生労働省が管轄し金融財政事情研究会(きんざい)が試験を実施している国家資格『1~3級FP技能士』という資格と、もうひとつは日本FP協会が認定している民間資格『AFP・CFP』という資格です。
この2つの資格は、まったく独立して存在しているわけではなく、例えばAFPの取得に必要な条件の一つとして、2級FP技能士試験に合格することが挙げられていたりと、少々関係しあって存在しています。
実際にどちらの資格を取得した方が、仕事に有利・不利であるということは一概には言えないのが現状です。しかし、逆におすすめしたいのは、国家資格と民間資格を同時に取得するという方法。ちょっとした手続きをふめば、比較的スムーズに同時取得できてしまいます。
ビジネスに有効であるのは、2級FP技能士とAFPからとされているので、この2つを同時に取得してしまう方法について解説しまよう。
2級FP技能士とAFPを同時取得する方法
①AFPの認定研修を受ける
日本FP協会から認定された教育機関(通信講座など)で68単位以上を履修して提案書を提出する。規定の水準以上の得点ができれば修了。同時に2級FP技能検定の試験勉強も進めておく。
②2級FP技能検定を受検し、合格する
学科試験と実技試験を受け、両方合格する。片方だけ合格した場合には、その翌々年度までは合格した方の試験が免除されるので、その間にもう片方も合格する。
③AFP認定の登録をする
2級FP技能検定に合格したら、自動的にFP技能士の資格を得られるが、AFP資格の方は登録しなければ得られない。登録手続き期間内に日本FP協会に手続きをすること。
さらに、AFP取得の条件としても挙げられている、2級FP技能検定の内容についても、確認しておくことが重要です。2級FP技能検定は、きんざいと日本FP協会とで試験が行われ、学科試験は共通問題ですが、実技試験はそれぞれ別の問題が出題されます。自分が試験を受ける団体を必ず確認しておきましょう。
ここでは、簡単に概要を記しておきますので、チェックしてください。
2級FP技能検定の概要
●受験資格
下記のいずれかに該当するもの。
- 3級FP技能検定の合格者
- 2年以上のFP業務もしくは実務経験があるもの
- 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了したもの
●試験科目
2級FP技能検定試験は、次の6つの科目から出題されます。
- 金融資産運用
- 不動産
- リスク管理
- ライフプランニングと資金計画
- タックスプランニング
- 相続、事業継承
●試験の形式
・学科試験 (きんざい、日本FP協会ともに共通問題)
マークシート方式で4肢択一問題が出題され、問題は全部で60問。制限時間は120分となっている。
・実技試験
※日本FP協会が実施する実技試験の場合は、マークシートと記述問題を合わせて40問出題される。結論のみを記述する形式。
※きんざいが実施する実技試験の場合は、「個人資産相談業務」、「中小企業主資産相談業務」、「生保顧客資産相談業務」の3つから1つを選択肢、全部で40問出題される。解答を導き出す計算過程なども記入する形式。
●合格基準
・学科試験は1問1点の配点で60問出題され、60点中36点以上で合格。
・実技試験は、日本FP協会の試験では100点満点中60点以上で合格。きんざいの試験は、50点満点中30点で合格となる。