簿記の知識や技術は、日本企業を支える基礎

簿記の資格にはさまざまな種類があり、今も昔も多くの受験者を集めている人気の資格です。一見地味に感じる簿記という資格の、どんな部分に人気の秘密があるのでしょうか。それについて少し考えてみたいと思います。

そもそも簿記というのは、企業の経済取引によってもたらされる資産や負債などの増減を管理し、一定期間の収益と費用を記録するための記帳方式のこと。
簿記の技術によって作成された財務書類は、企業の経営者が今後の会社経営の判断材料としたり、銀行や取引先が企業の安全性を判断したり、といった重要な役割を担っています。一見すると地味に思える簿記の技術が、企業の経営状況を把握するための重要なツールとなっており、日本の経済活動の基礎となっているのです。
ですから、社会人として企業人として活躍するためには、簿記資格のひとつやふたつ持っていて当然、という考え方が日本の企業には浸透しているようです。
例えば、企業への就職や転職の際、履歴書の資格欄に『日商簿記2級』という記述があったなら、採用担当者は「経営状態を把握する技術を持っている人材」であると判断してくれるに違いありません。
簿記の資格を持っているから有利になるというよりは、簿記的な思考能力を持っていると判断されて有利になる、と言った方が正解に近いですね。

このような理由から、簿記の検定試験は毎年たくさんの受検者を集め、簿記的な思考能力を持つ人材が、日本の企業のあちこちで活躍しているのです。

 

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