勉強を始めるなら3級から、試験を受けるなら2級から

いくつかある簿記の資格の中でも、一番歴史があり、社会的に評価が高いとされているのが日商簿記検定です。文部科学省の認定を受けて日本商工会議所が実施している検定試験で、1級から4級まであり、級の間でレベルの差がかなりあることが特徴のひとつでしょう。簿記の知識がまったくなく、初めて勉強するという人は、簿記の基礎的な部分が学べる3級レベルから学習を始めるのがよいと思います。ビジネスで通用するのは2級からなので、試験を受けるのは2級からにしておくと無駄がありません。さらにステップアップして1級に合格すると、税理士試験の受験資格を得ることができます。
それでは、日商簿記検定の試験概要についてご紹介しましょう。

日商簿記・検定概要

●試験日程
2級と3級の検定は年に3回行われます。詳しい日程は以下の通りです。

  • 6月の第2日曜日
  • 11月の第3日曜日
  • 2月の第4日曜日

※1級の検定は、年に2回行われます。

●級別の試験内容
・3級の試験内容
日商簿記3級の試験内容は、『商業簿記』とされていて、基本となる商業簿記、記帳、決算の実務が問われます。具体的な出題内容は、仕訳問題、勘定記入、精算表など。試験時間は2時間、100点満点中70点以上で合格とされます。

・2級の試験内容
日商簿記2級の試験内容は、『商業簿記と工業簿記』とされていて、商業高校レベルの商業簿記と工業簿記、初歩的な原価計算などが問われます。出題内容は、仕訳問題、伝票計算、標準原価計算など。試験時間は2時間で、2科目の満点は100点となっていて、70点以上で合格とされます。

・1級の試験内容
日商簿記1級の試験内容は、『商業簿記・会計学』と『工業簿記・原価計算』とされていて、大学程度の商業簿記と会計学、工業簿記、原価計算がきちんと理解できているか、財務諸表規則、企業会計に関する法規を理解しているかを問われます。試験時間は『商業簿記・会計学』が1時間30分、『工業簿記・原価計算』が1時間30分。各科目が25点の配点で4科目を合計すると100点満点となります。合格ラインは70点以上とされていますが、1科目でも10点未満のものがあると不合格となってしまいます。

 

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